前の晩、すき焼きをしたので、残りを使って、いつもはすき焼きうどんにしますが、今回はあまり残らず、麺つゆでのばしても足りなさそうでした。
そして、ちょうどかぼちゃの塩煮を作ったところで、ホクホクのかぼちゃだったのか、煮崩れが激しく、かぼちゃペーストが大量にできてしまいました。
この二つの出来事に閃きました。
そうだ、ほうとう作ろう。
ほうとうといえば、山梨の郷土料理ですね。かぼちゃの入った味噌仕立てのうどんです。
実家のご近所さんに山梨出身の方がいて、たまにほうとうのお裾分けをいただきました。
そのほうとうはかぼちゃの形はないくらいに煮込まれていて、つゆは黄色、かぼちゃのスープに近い感じ、味噌は隠し味程度にはいっていました。
お店でいただくほうとうはかぼちゃはまだ形があって、つゆは味噌の色ですよね。
今回はできれば、かぼちゃスープに近いほうとうにしようとしたわけです。
かぼちゃの塩煮のまだ形があるものは作り置きとして、タッパーに移して、鍋の中はかぼちゃペーストだけに。
めんつゆがわりにすき焼きの残りの汁を全部入れました。水でつゆの量を調節して、そして、火にかけます。
具はすき焼きの残り。春菊とネギ。
うどんと具を投入して、味噌で味を整えて、出来上がり。
残飯整理の思いつきレシピですが、意外とおいしくできました。
かぼちゃの甘味がほんのりして、出汁はすき焼きなので当然おいしい。味噌はあまり主張してないです。
春菊がかなりの存在感を放っていました。
本当のほうとうはにんじんとか大根とか、きのことかはいってますけど、春菊は入ってないですもんね。
すき焼きの残りも甘辛の味がついているので、用途は限られますが、こうしたうどんつゆの出汁がわりに使うと、すき焼きうどんよりもすき焼きから離れるので、味が変わって飽きないですね。すき焼きの有効なリメイク方法と思います。
一方、かぼちゃの煮物の方も、ほうとうだったら、違和感なくリメイクできそうです。
かぼちゃは味が濃いので、なかなかかぼちゃ味から離れられませんが、かぼちゃのスープに飽きたら、ほうとうもこれからの季節はよさそうです。具もわりと色んなものを入れても受け入れてもらえます。冷蔵庫にある中途半端な野菜やキノコをおいしく片付けられますね。
すき焼きとかぼちゃの煮物のリメイクでほうとうはなかなかよいアイデアでした。
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